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相場動向

2月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

2月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

2025.02.05 相場動向
2月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

〇 石油化学工業協会がまとめた12月のエチレン生産量(速報値)は、46万7,600トンと前年同月比1.9%減少し10ヵ月連続で前年同月を下回った。当月・前年同月ともに定修設備はなかった。設備稼働率は78.7%と前月(77.6%)比で1.1ポイント上昇したが、前年同月(80.3%)比では1.6ポイント低下し、稼働率が90%を下回るのは2020年8月以来29ヵ月連続となった。これにより1~12月の平均稼働率は79.9%(前年は80.8%)となった。

〇 メタノールの米国1月契約価格は$895~908/MT(12月$808~835/MT)。同スポット価格は$401~407/MT。米国スポット価格は近隣火災の影響により稼働停止していたNatgasoline(165万トン/年)が年末に再稼働したが、OCI(91万トン/年)が定修入りしたことを受けて横ばいで推移した。中国スポット価格は原油価格上昇の影響による先物価格上昇、また旧正月前の在庫補充の取引量増加を受けて一時的に市況上昇はあったものの足元は在庫補充が一服したことで下落した。

〇 三井化学と三菱ケミカルは、フェノール関連製品(フェノール、アセトン、アルファメチルスチレン、ビスフェノールA、メチルイソブチルケトン)の安定供給に向けた検討を開始した。各社の定期修理期間中やトラブル発生時の製品供給対応、両社タンクの効率的な運用、物流の合理化によるGHG削減などについて検討していく。開始時期は定めていないが、厳しい事業環境が続いているため速やかに検討を進めて行く方針。

〇 クラレは設備老朽化による保全費・修繕費の増加による製造コスト上昇していることを理由に値上げを発表。3月1日出荷分から実施で、改定幅は+100円/kg以上。
対象商品:ソルフィット、ソルフィットファイングレード、ソルフィットAC、ソルフィットMMB-W

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