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相場動向

11月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

11月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

2025.11.11 相場動向
11月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

〇 石油化学工業協会がまとめた9月のエチレン生産量(速報値)は、43万800トンと前年同月比で10.6%増加した(前年比では3.0%増)。生産の増減要因は、定修要因等で14.5%増、稼働率変動で3.9%減となった。設備稼働率は77.6%と前年同月比で2.6ポイント低下し、2022年8月以来38ヵ月連続で90%割れ、前月は2025年1月以来7ヵ月ぶりに80%台を回復したものの9月は再び下回った。前年同月の定修設備は1社・1プラント、当月はなしであった。

〇 メタノールの米国10月契約価格は$804~811/MT(9月$781~798/MT)。同スポット価格は$297~300/MT。世界的にメタノール需要が弱く契約数量だけで需要を満たしており、Spot取引が低調なため市況は下落。また、中国MTOも在庫水準が高く、稼働は80%まで落としている。10月の$ベースは9月と比較して横ばいの見込みだが、為替次第では日本国内のメタノール価格は上昇していく見込み。

〇 酢酸エチルのアジア市況が続伸している。原料である酢酸価格の上昇やアジア域内の複数の主要メーカーの定修で玉が引き締まったことが主な上昇要因。更に、日本国内では物流費・保管費用が軒並み上昇していることと為替が円安になっていることから輸入販社の仕入れ値は上昇。このような状況を受けて、輸入販社は+10円/kgの値上げの発表が相次いでいる。国内メーカーも輸入品の動きを踏まえて追随することが予想される。

〇 ENEOSは川崎製油所で製造しているMEKの値上げを発表した。恒常的な補修費増加および定期修理の長期化に伴う固定費の上昇、物流関連諸経費の上昇が主な値上げ要因。
実施時期は11月17日出荷分以降で、改定額は+15円/kg
尚、MEKの値上げについては丸善石油化学と出光興産は+25円/kgの値上げを発表済みで、各社これから本格的に交渉が進む見通し。

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