3月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。
2026.03.5 相場動向
3月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。
〇 石油化学工業協会がまとめた1月のエチレン生産量(速報値)は、43万3,700トンと前年同月比で6.9%減少した(前月比5.2%減)。生産の増減要因は、稼働率変動で前月比1.6%マイナスとなった。設備稼働率は75.8%と前年同月比で4.8ポイントマイナスとなった。2022年8月以来42ヵ月連続で90%を下回っている。前年同月の定修設備はなし。当月の定修は1社・1プラントだった。
〇 メタノールの米国2月契約価格は$928~951/MT(1月$855~908/MT)。同スポット価格は$337~354/MT。東南アジア市況は大手メーカーが稼働停止しており、引き続き域内の供給が逼迫していたため上昇した。ドル建てではやや上昇し、為替も円安の影響を受けて円貨も上昇した。
〇 アジア域内の酢酸エチル価格について中国国内の酢酸メーカー2社が定修を予定しているため、玉が引締まり、上昇することが予想される。円貨でも為替の影響や海上・陸上運賃の値上げを受けて上昇する見込み。
また、国内メーカーのクラサスケミカル株式会社は物流費および保管費用の高騰、設備維持費の上昇を理由に酢酸エチルを2026年2月16日納入分より+15円/kgの値上げを発表した。同社は2025年にも値上げをしたが、原料費、物流費、固定費が軒並み上昇していることを受けて今回の値上げを踏み切った。
〇 中国財政部と国家税務総局は2026年4月より太陽光発電関連製品等に対する増値税の輸出還付を廃止、さらに2026年4月1日から2026年12月31日までの期間、電池製品の増値税輸出還付率を9%から6%へ引き下げ、2027年1月以降、電池製品の増値税輸出還付を廃止すると公示した。増値税還付廃止の背景には中国企業同士による過度な価格競争により経営が悪化していることに加え、中国企業の過剰生産が海外での赤字販売につながり、輸出先国の政府などからの批判が高まっていることがあるとみられている。これらを受けて中国国内の一部の化学品(MEG、トリクレンなど)価格も上昇しており日本国内の中国品価格も上昇傾向となっている。
参考例
