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6月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

6月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

〇 石油化学工業協会がまとめた4月のエチレン生産量(速報値)は、44万9,100トンと前年同月比で13.2%増加した。(前月比2.6%減)エチレン設備の稼働率は84.5%と前月(79.2%)比で5.3ポイント増加。11年9ヶ月ぶりに80%を下回った3月からは上昇したが、好不況の目安である90%は依然下回っており、需要低迷が継続している。前年同月の定修設備は3社・3プラント、当月の定修プラントは1社・1プラント(出光・千葉)だった。

〇 メタノールの米国5月契約価格は$557~567/MT(4月$577~581/MT)。同スポット価格は$264~284/MT。海外のメタノール市況は、誘導品需要が弱く低調となっている。
4月の日本輸入通関価格は、海外市況の下落を受けて、再度下落に転じた。5月も下落する見込みだが、円安の進行により、円貨ではあまり下がらない見通し。

〇酢酸エチルの中国FOB価格は、需要低迷が継続している為、ほぼ横ばいで推移。
しかし、急激な円安の進行により、日本輸入価格は6月以降、大幅に上昇する見込みである事から、今後は中国品の輸入商社が値上げに動く可能性が高い。

〇国産ナフサ価格が下落するなか、原燃料高騰に伴うユーティティコストの上昇や設備修繕費、包装資材などの上昇を理由とした原料メーカーの値上げが続いている。主な製品の実施時期、値上げ幅は下記の通り。
KHネオケム ・・・ 5/15納入分より DIBK +250円/kg
ジェイ・プラス ・・・ 6/1納入分より フタル酸系可塑剤(DOP、DINP、DIDP) +10円/kg以上

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