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8月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

8月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

〇 石油化学工業協会がまとめた6月のエチレン生産量(速報値)は、38万2,800トンと前年同月比で11.2%減少した。
(前月比5.6%減)生産増減にかかる諸要因は、能力増減で0.4%増、定修要因等で2.0%減、稼働率変動で9.6%減だった。
エチレン設備の稼働率は77.1%と前月(81.4%)比で4.3ポイント減少し、再び80%を割り込んだ。80%台を割り込むのは2023年3月以来となる。定修設備は1社・1プラント(出光・千葉)のみだが、三菱ケミカル旭化成エチレン・水島の設備も5月下旬から7月初旬までの予定でクラッカーの生産調整停止に入っている。

〇 メタノールの米国7月契約価格は$521~531/MT(6月$544~547/MT)。同スポット価格は$224~240/MT。
メタノール原料の天然ガス価格は気温上昇による冷房需要増やロシアのパイプラインのガス供給への懸念により上昇しているが、全体的には需要バランスが緩くまだ軟調傾向となっている。

〇 ベンゼンのアジア市況が反転上昇している。原油価格の上昇、誘導品であるスチレンモノマーの稼働再開に伴う域外市況の上昇などを受け、直近で1トン当たり800ドル台半ばまで高騰しているベンゼンとナフサ価格スプレッドは4月のベンゼン高騰時に350ドル程度まで拡大したが、需給緩和によって約200ドルまで縮小。足元は250ドル前後まで回復している。

〇 酢酸エチルは、輸入品の値上げ機運が高まっている。
ここ数ヶ月の急激な円安進行を受け、中国品を中心に調達コストが一段高となっており、各社とも7月から5~10円/kgの上げ幅で交渉を開始。安値の先から順次値上げが実施されている。

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