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9月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

9月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

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〇 石油化学工業協会がまとめた7月のエチレン生産量(速報値)は、41万1,100トンと前年同月比で15.0%減少した。(前月比7.4%増)生産量の増減要因は、定修要因等で1.3%のプラス、能力増減で0.3%のプラスとなったが、稼働率変動で16.6%のマイナスとなった。
稼働率は、76.5%と前月(77.1%)比で0.6ポイント低下し、前年同月(90.0%)との比較では13.5ポイント低下した。前年同月の定修設備は2社2プラント、当月はなしだった。

〇 メタノールの米国8月契約価格は$517~521/MT(7月$521~531/MT)。同スポット価格は$227~240/MT。欧米市況はMTBE、バイオディーゼル等燃料需要は堅調だが、その他誘導品需要は低迷しており軟調傾向となっている。
7月の日本輸入通関価格は、2020年12月以来$300/MTを割り込み、同水準が1、2ヶ月程度続く見込み。

〇 酢酸エチルのアジア市況は、主原料・酢酸の値上がりを受けて連れ高となっている。この先も酢酸市況は維持する見通しのため、酢酸エチルも反落する可能性は低い。
国内では7月から輸入業者が5~10円/kgの値上げ交渉を行っており、一部で浸透しつつあるものの、9月以降も全面決着に向けて交渉を継続する方針。

〇 日鉄ケミカル&マテリアルは、物流費・修繕費・包装材料費等の上昇を理由に、メチルシクロヘキサン(MCH)の値上げを発表。実施時期は9/1出荷分からで、改定幅は+15円/kg以上。
丸善石油化学も先行して7/1納入分から30円/kgの値上げを発表しており、国内2社の値上げが出揃った事から今後は値上げ交渉が本格化する見通し。

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