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相場動向

2月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

2月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

2024.2.13 相場動向
2月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

〇 石油化学工業協会がまとめた12月のエチレン生産量(速報値)は、47万7,600トンでクラッカー稼働率は80.4%だった。2022年8月以降、好不況の目安である90%を17か月連続で割り込み、2023年通年の生産量は前年比2%減の532万トンと2年連続減少した。国内の生産能力は、非定修年ベースで684万8,000トン、定修実施年ベースで616万2,000トンと前年比で変化はなく、定修設備も1社・1設備のみ(小規模定修を除く)と、2022年(7社・7設備)との比較で大幅に少なかったが、需要が低迷したことに加え、同年内に5社・5設備でトラブルによる休止や稼働低下が頻発したため生産量は激減した。エチレン生産量は1980年代後半(1988年に506万トン、1989年に560万トン)以来の低水準となる。

〇 メタノールの米国1月契約価格は$577~581/MT(12月$577~581/MT)。同スポット価格は$304~327/MT。海外市況はイランのプラントが天然ガス制限により停止または低稼働となっているが、全体の需要が悪い為、横ばいで推移している。
また、暖冬傾向の中国では、原料となる石炭などの需要が昨年末に引き続き伸び悩んでいることに加え、2月上旬からの旧正月を控えて酢酸やジメチルエーテル(DME)をはじめとする川下製品が定修などで減産するため、更に下落する可能性がある。

〇 芳香族溶剤(トルエン・キシレン)の値上げの発表が相次いでいる。
ガソリン基材向け価格が高騰し、溶剤向けの国内販売価格と大きく乖離した状態が続いていることに加え、海上及び陸上の物流費やタンク保管費用が上昇していることが理由。
各社の改定時期と改定幅は下記の通り。
出光興産 ・・・ 2024年1月1日出荷分から+15~20円/kg (高沸点溶剤も含む)
丸紅ケミックス ・・・ 2024年1月1日出荷分から+20円/kg以上
三菱商事ケミカル ・・・ 2024年3月1日納入分から+20円/kg
三井物産ケミカル ・・・ 2024年3月1日納入分から+20円/kg

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