7月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

2025.07.08 相場動向
7月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。
〇 石油化学工業協会がまとめた5月のエチレン生産量(速報値)は、42万100トンと前年同月比5.8%増加した。(前月比では6.8%減)。生産の増減要因は、定修要因等で11.2%のプラス、稼働率変動で5.4%のマイナスだった。国内平均の設備稼働率は76.8%と前年同月比で3.6ポイント低下し(前月比では1.8ポイント低下)、2022年8月以来34ヵ月連続で90%割れが続いている。前年同月の定修設備は3社・3プラント、当月は1社・1プラント(三菱ケミカル旭化成エチレン・水島)だった。
〇 メタノールの米国6月契約価格は$781~798/MT(5月$824~835/MT)。同スポット価格は$284~304/MT。先般の中東情勢の緊迫化により直近のSPOT価格は上昇している。また、イランでは大半のプラントがガス制限により稼働停止していることを受けて上昇する見込み。
〇 トクヤマは、半導体の製造工程に用いられる高純度IPAの増強を検討している。同社は26年度に台湾でリサイクルプラントを完成させるほか、ヴァージン品を3万~6万トン/年規模の新プラントが必要になる想定をしており、28年の完工を目指している。
新プラントが稼働すれば年産16万4,000トン/年~19万4,000トン/年になる見込み。
〇 三菱ケミカルは製造設備の修繕費、人件費などの固定費の増加に加え、助剤や物流費などが上昇していることを理由に値上げを発表。6月20日納入分から実施で該当品目と改定幅は下記の通り。
対象商品:酸化エチレン(EO) +25円/kg以上、
モノエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
エチレンカーボネート+35円/kg以上
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