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相場動向

11月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

11月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

〇 経済産業省素材産業課がまとめた9月のエチレン生産量(速報値)は、48万7,700トンと前年同月比で8.5%減少した。
前年同月の定修プラントは0基、当月は1基(出光興産・徳山)だった。エチレン設備の平均稼働率は前月から1.2ポイント
低下し92.8%となったが、4ヶ月連続で90%を上回った。

〇 メタノールの米国10月契約価格は$337~347/MT(9月$287~297/MT)。同スポット価格は$290~300/MT。
マレーシア、イランのメタノールプラント停止の影響により海外スポット価格が上昇し、9月の日本輸入通関価格は8月から更に上昇。
足元のスポット価格からみると$260程度まで上昇することが見込まれる。

〇 ダウケミカルがプロピレン系グリコールエーテル(PM、PMA等)の値上げを発表。
実施時期は10月21日出荷分より、値上げ幅は30円/kg。
酸化プロピレン(PO)等原材料の価格急騰により採算が悪化している事が理由。

〇 酢酸エチルのアジア市況が急騰している。原料である酢酸・エタノールの価格の高騰、中国国内需要の増加、急激な元高(対ドル)、アジア域内メーカーの定修などが主な要因。このような状況を受けて、日本国内でも各社の値上げ発表(10~15円/kg)が相次い
でおり、中国品については10月から段階的な値上げが実施されている。

〇 ENEOSは、石油化学製品などを生産している知多製造所(愛知県知多市)について、2021年10月を目途に操業停止することを発表。
知多製造所の製造機能を停止した後のパラキシレンをはじめとする石油化学製品の製造設備の一部は、出光興産へ譲渡を協議することで合意した。


2020_11_12_oil.pdf

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