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相場動向

3月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

3月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

〇 経済産業省素材産業課がまとめた1月のエチレン生産量(速報値)は、48万2600トンと前年同月比で4.8%減。1社1プラントが定修を実施した前年同月に対し、当月は定修プラントがないなかで、生産量が減少した。エチレン設備の平均稼働率は81.5%と前月比で0.1ポイント上昇したが、6ヶ月連続で90%台を下回った。
エチレンの2022年(1-12月)の国内消費は519万トンと前年比で9.7%の減少。2022年は定修プラントが7社7プラントと前年(3社・3プラント)より多かったことや、中国におけるロックダウン、ロシアのウクライナ侵攻による景気減退、半導体不足による自動車生産の低迷などを受けて誘導品需要が振るわなかったことなどが主な理由。
〇 メタノールの米国2月契約価格は$577~591/MT(1月$577~577/MT)。同スポット価格は$350~374/MT。アジア市況はイランのメタノールプラントが天然ガス供給制限により停止しているため供給量は減っているが、中国の旧正月明けの需要が回復せずに市況は下落傾向となっている。

〇 ダウ・ケミカル日本は2/6納入分から溶剤及びアミン類の値上げを打ち出した。
改定幅は下記の通り。
エタノールアミン類 ・・・ 50円/kg、エチレンアミン類、ブチルグリコールエーテル類 ・・・ 40円/kg
世界的に需要が逼迫する中、安定操業・供給の維持を図る事が値上げの理由。
〇 デンカは、4/1納入分からスチレンモノマーの値上げを打ち出した。改定幅は10円/kgで2022年から3回目の価格改定となる。改定理由は、設備維持にかかわるコストやオペレーションコスト、エネルギーコスト、物流コストなどの用役費が上昇したことによるもので、安定供給を継続するために価格改定を実施する。

2023_03_16_oil.pdf

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