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相場動向

6月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

6月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

〇 経済産業省素材産業課がまとめた4月のエチレン生産量(速報値)は、39万7,000トンと前年同月比で27.1%減少。
定修がなかった昨年4月に対し、今年4月は3社3プラントで実施されたことが大きく影響した。
エチレン設備の平均稼働率は前月から1.4ポイント減少し、94.7%となったが、好不況の目安となる90%以上を23ヶ月連続で維持した。

〇 メタノールの米国5月契約価格は$624~641/MT(4月$661~664/MT)。同スポット価格は$327~327/MT。
足元の海外スポット価格はロシア軍事侵攻による混乱・スポット購入が落ち着いたこと、各地のプラント稼働が順調なこと、中国上海のロックダウンによるメタノール誘導品需要減少などにより下落傾向となっている。
しかし、日本通関価格は海外市況から1~2ヶ月ほどタイムラグがある事や歴史的な円安の影響もあり、4月価格は上昇。

〇 丸善石油化学は千葉工場の酸化エチレン(EO)設備を5月末に停止した。モノエチレングリコール(MEG)の長期的な市況低迷と多額の更新・補修費用がかさむことなどが理由。
千葉工場のEO/EG生産能力は年11万5,000トン(EO換算)。千葉ではEO、MEGのほか、ジエチレングリコール(DEG)、トリエチレングリコール(TEG)、ハイヤーエチレングリコール(HEG)の生産すべてを終了する。
丸善石化は四日市工場にも同設備(8万2,000トン)を持ち、稼働を続ける。

〇 ドラム缶メーカーは、鋼材価格の値上がり(30,000円/t)と副資材・物流費の上昇を受けて、6月から価格改定を実施する考え。
鉄鋼製品はロシア・ウクライナからの供給激減に伴い、欧州を中心に需給バランスが崩れており、市況価格高騰が全世界に波及している。
M級新ドラム : 日鉄ドラム 820円/本、JFEコンテイナー 835円/本
また、再生ドラム缶メーカーも、原缶調達費や物流費などの上昇を受けて、400円前後/本の値上げの動き。


2022_06_09_oil.pdf

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