高周波電流の表皮効果と低誘電材

5G通信による高周波電流の流れやすさに変化
高周波周波数が高くなればなるほど、配線を通る電流の量は少なくなる。
高周波表皮効果(電流の導体表面通電深さ/μm)
*電流を流すとその直角方向に磁界が生じ、この磁界の密度は導体の中心部ほど強くなり、
その磁界による逆起電力が発生し電流が流れるのを阻止する方向に働く。
この様に、信号の周波数が高周波になる程、配線内を通る高周波は導体の表面しか通らなくなり、
電気信号の高速化、大容量化の阻害となってしまいます。また、導体表面が凹凸になっている場合、
さらに伝送ロスが発生するのと、基板などに導体を貼り付けた場合、基材絶縁体の誘電率により、
伝送ロスの影響が生じます。
誘電損失:抵抗損失以外に絶縁体でエネルギーが熱に変わってしまう損失もあり、こういった現象。
誘電正接:誘電体内での電気エネルギー損失の度合いを表す数値。
誘電率:電子を電極上に引き付ける率。(電荷をためやすいか、ためにくいかの値)
効果的低誘電材
*特性値は、参考となります。
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