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樹脂の表面自由エネルギー(極性/表面張力)と接着

樹脂の表面自由エネルギー(極性/表面張力)と接着

プラスチック素材の表面処理

耐久性向上・特殊機能付与等を目的としてプラスチック素材への塗装が行われている。しかしながら、素材の塗料に対する付着性は表面自由エネルギー(極性)が大きく作用し、表面自由エネルギ-が低いポリエチレン(PE)や ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系プラスチック素材は、何らかの表面処理を行わないと充分な付着力は得られない。

樹脂別接触角

ナイロン    70
PET       81
ポリ塩化ビニル 87 
ポリスチレン  91
ポリエチレン   94
PVDF      82
PTFE      108

樹脂表面改質方法

放電によるプラズマ処理法

一般的に、放電によるプラズマ化には、コロナ放電や大気圧プラズマ・真空プラズマなどがあるが、大電流化でプラズマ化させるコロナ放電は古くから行われていた技術であるが、基材に対するダメージが大きい。基材表面へのダメージや表面改質の効果を目的とする場合は、大気圧プラズマが有効で大気圧プラズマにも投入するガスにより、効果が変わる。より不活性なガス(窒素<アルゴン<ヘリウム)の方が効果的で、また放電方法によりオゾンが出にくく、投入ガスを少なくできる方法もあり十分選定する必要があります。

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弊社では大気圧プラズマについてのお問い合わせをお受け致します。化学工業薬品の七十余年で培った知見とノウハウを活かし、樹脂と表面処理剤の組み合わせや有効化の取り組みをご提案しております。ご用命の際は、是非ともお問い合わせ頂けます様、お願い申し上げます。

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