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相場動向

2月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

2月度原油・金属・為替相場動向を更新しました。

〇 経済産業省素材産業課がまとめた12月のエチレン生産量(速報値)は、57万6,300トンと前年同月比で7.5%増加。
当月・前年同月の定修プラントは0基だった。エチレン設備の平均稼働率は97.3%と前月から2.1ポイント上昇、稼働率が90%を超えるのは19ヶ月連続となる。
2021年1~12月のエチレン生産量累計は27年ぶりに600万トンを割り込んだ20年に対し、6.6%増の633万2,600トンとコロナ前の19年水準に近づいた。
年間平均稼働率は92.5%で好不況の目安となる90%は上回った。

〇 メタノールの米国1月契約価格は$644~658/MT(12月$644~658/MT)。同スポット価格は$391~391/MT。
中国のMTOをはじめ、メタノール誘導品需要は底堅いが、石炭価格高騰による中国プラントの減産とイランでもプラントトラブルや冬季暖房需要増による天然ガス制限で減産となっており、アジア需給はタイトバランス。
また、欧米でも天然ガス価格の高騰により、生産が限られタイトとなっている事から、今後も海外スポット価格は高値が継続する見通し。

〇 酢酸エチルの国際市況は需要家の買い控えや酢酸価格の下落により、昨年10月のピーク時から下落しているが、中国勢は旧正月や北京五輪で稼働を休止するとみられており、今後下げ止まる見通し。
また、中国では依然として出航作業に従事している水先案内人の稼働人員が不足しており、足元では再び長江流域の船舶航行の遅延が悪化している。
また、日本では春先に昭和電工の定修が控えており、2~3月に再びタイト化すると懸念されている。

〇 ENEOSは2023年10月を目途に和歌山製油所(和歌山県有田市)を閉鎖すると発表。石油製品の内需縮小が加速する中、製油所の再編による競争力強化が理由。
同製油所ではガソリン・潤滑油・特殊な燃料油に加え、PX(パラキシレン)、ベンゼン、OX(オルソキシレン)の石油化学品も生産している。
近年、ENEOSは再編を加速させ、室蘭製造所の機能停止(19年)、大阪製油所の精製機能停止(20年)をしており、2022年10月には根岸製油所の常圧蒸留装置の1系列など一部設備を廃止すると発表している。


2022_02_10_oil.pdf

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